1985年『クラブハウスでも履きこなせるテニスシューズ』をテーマに開発されたのが“CLUB C”
さかのぼること1980年初頭、当時は世界的なテニスブームの背景からプロテニスプレーヤーに向けて高機能なコートシューズ"CLUB CHAMPION"を発売しました。後の原型となりモデル名にある”C”はChampionの略。

もともとテニスのクラブハウスは格式が高くそれまでドレスアップが必要な場所でしたが、1982年“FREESTYLE”の成功もあり、靴としての役割だけでなく履く人のライフスタイル含めて提案していこうとするリーボックのチャレンジングな商品開発が背景にあります。

FREESTYLE、CLUB C共にガーメントレザーと呼ばれる非常にしなやかなレザーをアッパー素材に採用したことは、当時非常に画期的な事でした。
ガーメントレザーとはその名の通り、“ガーメント”洋服のメイン素材としても採用されるような肌なじみの良い鞣しの効いた柔らかなレザーのことで、その着心地や肌触りの良さをシューズでも実現しようという試みからスタートします。

当時としては画期的な素材の採用や、クラブハウスでの着用を目的としたユーザーへの新しい提案を含めて、“CLUB C”がシンプルかつクリーンなデザインでありながらもマーケットでの存在感を出し続けてきたことが、40周年を迎えた今日でも多くのユーザーから愛されリーボックを代表するスニーカーとして展開され続けている所以になります。